こんにちはNFORCEのあずきです。
みなさんは二重の虹、ダブルレインボーをみたことはありますか?
今回は前回の「そら」の話に引き続き、虹についてのお話です。
虹は大気中の水滴と太陽光によってできる現象です。そのため雨上がりに見られる事が多いですね。
太陽光がその水滴の中を通ることで分光(ここで白い太陽光が7色になる)と反射が起きる事によって、出てきた光が虹として映し出されます。時に虹が二重に見えるダブルレインボーは有名ですね。
私はダブルレインボーを一度だけ見た事があります。
高校3年生の時、生徒会役員だった私は放課後に残って作業をしていました。
窓の外は激しい雨。どれくらい時間が過ぎたでしょう。一心不乱に作業しているとスッと私の手元に光が差しはじめました。その光と共に「ふぅ〜」息を吐き手を止め教室の窓を見ると、それまで真っ黒な雲で覆われていた空が一筋の光と共にみるみる晴れはじめました。私は立ち上がり窓を開けると、雨上がりの匂いと清々し風を顔に感じ、雲の合間から差す陽の光を目で追っていった先にくっきりと二重の虹が。
教室という閉鎖的な空間で集中していたからでしょうか。一気に解き放たれた私はその情景に感動してしまいました。
ダブルレインボーは太陽光が水滴の中を通ったとき、1度反射して出て行った光によってできる虹を主虹といい、普段私たちが見ている赤が上で紫が下の虹です。
また2度反射して出て行った光によってできる虹を副虹といい、2度反射しているため色の並びは逆さまになり主虹よりもとても薄い発色になります。つまり、虹はいつでも2つできるものですが虹が映し出される所の大気が澄んでいないと、2度の反射により光の弱くなった副虹はなかなか見えづらいようです。次に虹が出て空を見上げる時は、いつもよりよく目を凝らしてみると、その虹はダブルレインボーかもしれませんね!
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