こんにちは。エヌフォースのあずきです。
最近は普段のお仕事に加えて、社内のデータの整理を行なっています。
データの整理している最中、ふと目に止まったデータがありました。
ボーネルンド「ビースト」のお仕事をさせていただいたことを思い返しました。
「ビースト」とはドイツの布製遊具メーカー シギキッド社 による個性的な商品です。
あまりぬいぐるみに使われたことがなかった、高級な生地や特殊生地素材に着目し制作されています。
さらに愛着の湧くユニークなキャラクター設定。
「誰かのためのたった1つ」を心がけて一体一体全て手づくりで細部にまでこだわって作られています。
ちょっと変わった個性豊かな動物のぬいぐるみたちは、路地裏で暮らしているという設定です。
一癖あるビーストたちには、まるで人間のような性格があり、自分自身や私の身近な人にいそうで、リーフレットを読んでいると思わず笑ってしまいます。
商品紹介リーフレットの全体イメージは、ビーストの住む路地裏のような暗い雰囲気になっていますが、
ただただ暗いだけではなく、ビーストたちの個性と商品の高級感を感じさせることができています。
先輩曰く、最初にお仕事のご依頼を受けた時には、商品とテキスト資料のみの情報で
そこから世界観をイメージし、キービジュアルを創っていきます。リーフレットからウェブサイトへ、世界観の統一をしていきます。
さらに驚いたのは表紙を街並みにカットし、街からのぞき込む仕掛けは遊び心とこだわりを感じます。
2020年最新版のリーフレットでは私も担当させていただきました。
制作は細かい毛も含めた写真一枚一枚の切抜きからでした。
一体一体に合わせて背景と見比べてレタッチを繰り返し、まるで「本当にいるように見える」立体感や奥行きを表現し、最も大切な商品のキャラクターらしさ、素材感が伝わるようにこだわりました。
テキストから生み出された世界観が違うものだったら…
そう考えると「商品がどれだけ魅力的に見えるか」という点において、デザイナーは重要な役割だと思いました。
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