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百人一首【うたあわせ漫画 6】20首 元良くん


こんにちは、おもいびとのしわすです。


【 うたあわせ漫画 6 】の今回は元良くん(元良親王)の歌、

20首「 わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ 」を紹介します!







この歌は宇多法皇の愛妃、京極御息所(きょうごくのみやすんどころ)との熱愛が噂になった際に読まれた歌です。いわゆる不倫でしかもお相手は天皇のお后様、さらに御息所は父親を廃位に追いやった政敵側の人物。この恋の危険に気付きつつも止められずにことが露見し、元良くんは謹慎処分になってしまいます。


噂になった時点で既に身を滅ぼしたようなもの、みをつくしのように我が身を尽くしてでもあなたに会いたいと思っています。という熱烈な歌ですが、この後二人が会うことはできなかったという説が有力のようです。


元良親王は父親が廃位された後に生まれたため天皇になれなかった、少し不運な皇子です。

名前が残っているだけで生涯で30人以上との恋愛歌を詠んでいます。「いみじき色好み」「一夜めぐりの君」などといわれた色好みで、美しいとうわさに聞く女性には必ず手紙を送ることで知られた人でした。




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